
“癒し”ブームなどを背景にペットの需要が増え、それに伴いペットを原因とするアレルギー疾患(アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・喘息など)も増えています。また、ペットを室内で飼う家庭が増えことや住宅の気密化が進んだこともペットアレルギーが増えた要因だといわれています。
どんなペットでもアレルゲン、つまりアレルギーを誘発する物質となる可能性がありますが、その中でも比較的多いとされているペットは、ネコ、イヌ、ラット、ハムスター、ウサギなどで、これらの皮屑(皮膚)、毛、分泌物、排泄物などが抗原となりアレルギーを引き起こすとされています。これらペットの皮屑や毛を完全に除去することは難しく、ネコのアレルゲンなどは1〜10μmと小さくハウスダストより長く浮遊していたという報告もあります。
ペットアレルギーになってしまいますと、残念ながらその体質は変わりません。しかし、ペットと離れないといけないかどうかの判断は難しく、一度きちんと専門医に見ていただくことをおすすめします。

● ペットを飼う場所を限定する
イヌやネコは好んで布団などによくもぐり込みますが、それにより布団にはイヌ・ネコのアレルゲンが蓄積されていることがあります。ネコを飼っている家庭で布団中のネコアレルゲンを測定してみたところダニアレルゲンよりも多く検出されたという報告もあります。ペットアレルギー患者の寝室にはペットを入れないように注意することが大切です。
● ペットを洗う
イヌ・ネコを洗うことによって家庭内のアレルゲンが減少することが報告されています。ペットの種類によっても異なりますが、イヌ・ネコの場合だと1週間に2回程度を目安にすることをおすすめします。
● 掃除のポイント
ペットのアレルゲンはとても小さく、カーテン・壁・布製の家具など、非常にたくさん付着します。こまめに部屋の掃除・空気の循環をおこなっていても、カーテンや布製の家具から再びアレルゲンが舞いあがるということになりますので忘れずに掃除機をかけましょう。また、壁などは拭き掃除もこまめに行いましょう。
