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地域別花粉症原因植物情報

花粉症原因植物の花粉飛散時期カレンダーと
花粉症専門医による解説が地域別にご覧いただけます。

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監修:成田 慎一郎

北海道における花粉症原因植物

原因植物の花粉飛散時期カレンダー

北海道における花粉症原因植物

ハンノキ
スギ
ヒノキ
シラカンバ
カモガヤ・オオアワガエリ
ブタクサ
ヨモギ

※ このカレンダーは北海道における一般的な飛散情報をご紹介しています。
飛散時期や飛散量は植物の自生状況やその年の気温などにより異なります。
また、他の地域でみられるクリ、コナラ、ウメ、スイバ、カナムグラ、ガマ、セイタカアキノキリンソウ、ススキなどの植物は北海道では患者の発症例がほとんどないためカレンダーに掲載していません。

花粉飛散の特色

本州の花粉飛散と大きな違いはスギが非常に少なく、シラカンバ属を中心としたカバノキ科の飛散が多いことです。花粉症患者の数から、北海道で特に注目すべき花粉はカバノキ科(5月)、イネ科(6~7月)、キク科ヨモギ属(9月)などです。また、北海道は広大であるため地域によって花粉飛散もかなり異なります。さらに樹木花粉(スギ、ヒノキ科、シラカンバ属など)は飛散の年度差が大きいので、その年の飛散傾向を知ることも重要です。

花粉飛散の地域差

北海道南端近くの函館、その約200km北方の北海道のほぼ(緯度で)中央に位置する札幌およびさらに約100km北方の旭川で比較すると、キク科ヨモギ属ではほぼ飛散数に差がないものの、イネ科カモガヤ、オオアワガエリなどは北方ほど飛散数が多く、カバノキ科シラカンバ、ハンノキは札幌、旭川、函館の順であり函館の飛散は札幌の10分の1程度です。スギはほとんど函館で飛散を認めるのみであり、札幌ではわずかに認められるだけです。函館のスギの飛散も本州の平均の半分程度です。

花粉症のここ10年の変化

全体的にシラカンバ花粉症の患者数が花粉特異的IgE陽性率とともに増加傾向です。函館ではさらにスギ花粉症も増加傾向にあります。

シラカンバ花粉症の症状の特色

鼻、眼症状以外にもシラカンバ花粉症では口腔症状(違和感、痒み)が出ることが多いです。また、シラカンバはリンゴと共通抗原性があるので、シラカンバ花粉症の方はリンゴを食べるのは避けた方がいいでしょう。

参考文献

  • 朝倉光司:北海道地方の花粉症の地域特性. アレルギーの臨床 13:154-156,1993.
  • 成田慎一郎、朝倉光司、白崎英明、他:札幌医大鼻アレルギー外来の臨床統計- 第二報:原因抗原の検討 -. 耳鼻臨床 補84:42-48,1995.
  • 間口四郎、田淵伴秀:函館地方における鼻アレルギーの臨床統計. 耳鼻臨床 84:1723-1728,1991.
  • 金関延幸、高橋光明、海野徳二、熊井恵美:旭川市における16年間の花粉飛散状況と日内変動. 耳喉頭頚 68:768-772,1996.
  • 成田慎一郎、白崎英明、山谷浩信、他:函館の花粉飛散と鼻アレルギー患者動向. アレルギー 50:473-480,2001.
  • 山本哲夫、朝倉光司、形浦昭克:北海道のシラカバ花粉症とリンゴ果肉過敏症について. アレルギー 42:1701-1706,1993.
  • 小笠原英樹、形浦昭克、朝倉光司、松井利憲:過去4年間における札幌地方のシラカンバ花粉の飛散と気象の関連、ならびに1997年の空中花粉飛散状況. アレルギー 48:726-736,1999.
花粉症の初期療法

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