アレルギー性鼻炎を理解する

原因と対策について知る

治療について知る

アレルギー性鼻炎のお薬Q&A

監修:大久保 公裕
アレルギー性鼻炎のお薬について、よくある質問をまとめました。

※各質問をクリックすると、回答が開閉します。

印刷用pdfを表示する
Q1 くしゃみ・鼻水がひどい場合はどんなお薬が使われますか?
A

くしゃみや鼻水が主体の鼻症状の場合は、抗ヒスタミン薬ケミカルメディエーター遊離抑制薬などが使われます。
重症の場合は鼻噴霧用ステロイド薬を併用します。

Q2 鼻づまりがひどい場合はどんなお薬が使われますか?
A

鼻づまりがひどい場合は、抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2抗ロイコトリエン薬または鼻噴霧用ステロイド薬が使われます。
また、重症の場合は抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2薬または抗ロイコトリエン薬と鼻噴霧用ステロイド薬を併用したり、点鼻の血管収縮薬を1~2週間に限って使うことがあります。スギ花粉症で非常に重症の場合、経口のステロイド薬を4~7日間使用することもあります。

Q3 仕事、勉強、家事や車の運転などに影響が出ないよう、眠くならない薬はありますか?
A

抗ヒスタミン薬には多かれ少なかれ体の中に入った薬が頭で作用し、眠気が起こります。ほとんど眠気が起こらない抗ヒスタミン薬もありますが、人によっては眠くなる場合がありますので注意が必要です。眠気を引き起こす作用のない薬として、ケミカルメディエーター遊離抑制薬抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2抗ロイコトリエン薬鼻噴霧用ステロイド薬があります。

Q4 点鼻薬には副作用がないのですか?
A

アレルギー性鼻炎に使用する点鼻薬にはいくつか種類があります。よく使われるのが鼻噴霧用ステロイド薬です。ステロイドを含有していますが、全身の副作用はほとんど起こりません。鼻局所の刺激感や違和感はどの点鼻薬でも起こる可能性はありますが、液剤では比較的よくみられます。その他、鼻出血などが起こることがあります。
抗ヒスタミン薬ケミカルメディエーター遊離抑制薬には点鼻薬もあります。飲み薬に比べて概ね副作用は少ないです。
点鼻の血管収縮薬は鼻づまりに対して即効性がありますが、使いすぎるとかえって症状が悪化することがあります。市販の点鼻薬には血管収縮薬が含まれている場合が多く、使いすぎには注意が必要です

Q5 スギ花粉症の治療は早めに始めたほうがいいと聞きましたが、いつから始めたらいいですか?
A

スギ花粉症の場合、花粉が飛び始める前から治療を開始することで花粉シーズン中の症状が軽くなるということが分かっており、これを初期療法(初期治療)や予防的治療法などと呼ばれています。治療に使う薬によって若干異なりますが、およそ花粉が飛び始める1~2週間前ぐらいあるいは症状が少しでもあらわれた時点で始めるとよいでしょう。従って、地域によって異なりますが、2月はじめから耳鼻咽喉科等を受診することを考えましょう。

Q6 症状が治まったら薬をやめてもいいですか?
A

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の場合は、花粉が飛んでいる間は症状が起こる可能性がありますので続けてください。花粉シーズンが終わって症状がなくなれば、薬はやめてもいいでしょう。
通年性アレルギー性鼻炎の場合は、年間を通じて抗原は存在しその抗原を完全に除去することは難しいため、薬をやめると症状が再びあらわれることがあります。

Q7 薬を使用しても症状が治まらないのですが、いつになったら効いてくるのでしょうか?
A

症状や病態によってはしばらく薬を使用し続けないと効果があらわれてこないことがあります。また、薬によっては徐々に効果が出てくるものもあります。自己判断で薬の使用を中止せず、医師または薬剤師の指示に従ってください。

Q8 妊娠しているのですが、薬を飲んでも大丈夫でしょうか?
A

まずは主治医の指示に従い、自己判断はやめましょう。飲み薬は極力避けた方がいいでしょう。一般的には妊娠初期から4ヵ月の半ばまでを避ければ胎児への影響は少ないといわれますが、極力避けた方が安全です。妊娠5ヵ月以降でどうしても必要な場合は、点鼻の抗ヒスタミン薬ケミカルメディエーター遊離抑制薬鼻噴霧用ステロイド薬を少量、短期間に限って使用されることがあります。

Q9 授乳中なのですが、薬を飲んでも大丈夫でしょうか?
A

まずは主治医の指示に従い、自己判断はやめましょう。ほとんどすべてのアレルギー性鼻炎の薬は乳汁へ移行しますので、可能な限り避けるべきでしょう。

Q10 子供がアレルギー性鼻炎なのですが、薬をずっと使用しても大丈夫でしょうか?
A

子供の場合、発育とともに自然に治ることもありますが、一般的には長期に渡って治療を続ける必要があります。子供でも大人でも薬であるかぎりは副作用は起こる可能性がありますので定期的に受診するようにしてください。また気になる症状がある場合は速やかに主治医に申し出てください。

Q11 高齢のため、いろいろな薬を飲んでいますが何か注意することはありますか?
A

併用することで効果が弱くなったり逆に強くなりすぎたり、また、副作用が強く出たりなど様々な場合があります。特に高齢者では一部の抗ヒスタミン薬と中枢抑制薬や飲酒の併用により昏睡や転倒など思わぬ怪我をすることもあるので注意が必要です。他のお薬を飲んでいる場合は、必ず「おくすり手帳」や処方薬すべてを持参して見てもらいましょう。

Q12 市販の薬で症状を抑えることはできますか?副作用はありませんか?
A

市販の飲み薬は何種類もの薬が混ざっているものが多く、主な成分が抗ヒスタミン薬のものでは眠気の副作用に注意が必要です。点鼻薬には血管収縮薬が入っているものが多く、鼻づまりに対する速効性はありますが、使いすぎるとかえって症状が悪化することがあるので、使用は1~2週間を限度にしましょう。ただ現在は経口薬も点鼻薬も医療用で使用していた薬剤を市販用にしたスイッチOTC(over the counter)薬があり、今までのものより副作用は少なくなっています。
市販の薬による治療は効果が十分であったり副作用のない方にはぴったりの方法ですが、効果が少なかったり副作用が多くみられる場合や長期間使用する場合は病院・診療所でのしっかりとした診断と治療を受けることをおすすめします。

おすすめサイト

肺高血圧症治療サポート
肺高血圧症治療サポート  私たちは肺高血圧症の患者様の治療と明るい未来をサポートします。
ED(勃起不全)とシアリスの情報サイト EDケアサポート
ED(勃起不全)とシアリスの情報サイト EDケアサポート  ED・勃起不全ケアやシアリスの適正使用、病院情報などの情報を提供。「焦りやプレッシャーなく、自然体で過ごせるED治療を。」
おしえて生理痛
おしえて生理痛  つらい生理痛(月経痛)から解放されたいあなたを応援します。