原因と対策について知るダニ・昆虫・ペットアレルギーについて

ダニアレルギー

ハウスダストに含まれるアレルゲンの中で最も重要なものは、チリダニ科の「コナヒョウヒダニ」と「ヤケヒョウヒダニ」です。チリダニは動物に寄生せず、動物のふけ、花粉、カビ、植物の繊維などを栄養源としています。体長0.1~0.2 mmで、その死骸や排泄物がアレルゲンになります。温度25~28℃、湿度70~85%でよく繁殖し、温度・湿度の高い押し入れやソファー、じゅうたん、畳、マットのすき間、布団の中に多く生息しています。温度の低く乾燥した冬に少なく、温度・湿度の高い季節に増加します。 日本では気密性の高い洋風建築が普及したことなどにより、ダニアレルギーが増加したものと考えられています。ダニが繁殖しにくい室内環境づくりとこまめな清掃によるダニの除去が対策のポイントとなります。

ダニアレルギー

ダニを減らすチェックポイント

(鼻アレルギー診療ガイドライン2013)

  • 掃除機がけは、吸引部をゆっくりと動かし、1畳当たり30秒以上の時間をかけ、週に2回以上行う。
  • 布張りのソファー、カーペット、畳はできるだけやめる。
  • ベッドのマット、ふとん、枕にダニを通さないカバーをかける。
  • ふとんは週に2回以上干す。困難な時は室内干しやふとん乾燥機で、ふとんの湿気を減らす。
  • 週に1回以上、掃除機をかける。
  • 部屋の湿度を50%、室温を20~25℃に保つよう努力する。
  • フローリングなどのホコリのたちやすい場所は、拭き掃除の後に掃除機をかける。
  • シーツ、ふとんカバーは週に1回以上洗濯する。
ダニを減らすチェックポイント

昆虫アレルギー

意外と知られていないのが昆虫アレルギーです。ゴキブリ、衣類や貯蔵穀物などの食品に発生・生息するガ(イガ・メイガ)などが原因昆虫として注目されています。死骸や糞が粉砕されて粉状になったものを吸うことにより症状が起こります。昆虫の発生が多くなる秋から冬にかけて症状が強くなるので要注意です。対策としては昆虫の駆除、屋内侵入の予防、昆虫が混入するハウスダストの除去に努めることが重要です。

ペットアレルギー

近年のペットブームにより室内でペットを飼う人が増えており、ペットの毛やフケなども重要なアレルゲンの一つとなっています。

ペット抗原の回避(特にネコ)

(鼻アレルギー診療ガイドライン2013)

  • できれば飼育をやめる。
  • 屋外で飼い、寝室に入れない。
  • ペットと、ペットの飼育環境を清潔に保つ。
  • 床のカーペットをやめ、フローリングにする。
  • 通気をよくし、掃除を励行する。
  • フローリングなどのホコリのたちやすい場所は、拭き掃除をした後に掃除機をかける。
ペット抗原の回避(特にネコ)

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