原因と対策について知る花粉症原因植物の対策(近畿)

花粉症原因植物の花粉飛散時期カレンダーと 花粉症専門医による解説が地域別にご覧いただけます。

近畿における花粉症原因植物
原因植物の花粉飛散時期カレンダー

  • 木本植物
  • 草本植物

各植物名をクリックすると、解説と写真がご覧頂けます。※一部解説と写真のない植物もあります。

植物名 / 月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ハンノキ                
オオバヤシャブシ                
ウメ                    
スギ                  
ヒノキ                  
クリ                    
コナラ                    
ギシギシ                    
カモガヤ他(イネ科)                
ヒメガマ・コガマ                    
ブタクサ                  
ススキ                  
ヨモギ                  
カナムグラ                    
セイタカアキノ
キリンソウ
                   

※ このカレンダーは近畿地方における一般的な飛散情報をご紹介しています。
飛散時期や飛散量は植物の自生状況やその年の気温などにより異なります。また、植物により患者の発症例は異なります。

◆原因植物の自生状況

京都・滋賀は森林の約半分が人工林でスギ、ヒノキが植えられています。スギ花粉は2月の終わりから3月を中心に、ヒノキ花粉は少し遅れて3月の終わりから4月を中心に飛散します。スギとヒノキの花粉は似ているので、スギに反応する人の約7割はヒノキにも反応します。4月になっても花粉症の症状が続く人はヒノキにも反応していると考えられます。近年スギ花粉とともにヒノキ花粉の飛散量も増加し、京滋地方ではヒノキ花粉はスギ花粉の約2倍近い飛散量があります。
京都・滋賀では標高700メートルあたりからブナ科を主体とした落葉広葉樹の森が広がります。ブナ科のコナラやクリの花粉は4-5月に、カバノキ科のハンノキやオオバヤシャブシの花粉は1-4月に飛散します。オオバヤシャブシは兵庫県の六甲山周辺に大量植樹されましたが、最近は住宅地で植栽に利用されることも多くなりました。
カモガヤ、ハルガヤ、チモシー(和名:オオアワガエリ)などのイネ科の植物も公園、河川敷などに多く自生し、4月末から7月初めにかけて花粉が飛散します。次いで8月から11月にかけて、ブタクサ、ヨモギ、アキノキリンソウなどのキク科の花粉が飛散します。いずれもスギやヒノキに比べると花粉の飛散距離は短いですが、くしゃみ、鼻漏、鼻閉などの鼻症状や目のかゆみなどとともに、異物感や咳などの喉の症状がよくみられます。

◆特色のある原因植物

ハンノキ・
オオバヤシャブシ
カバノキ科のハンノキやオオバヤシャブシは飛散時期がスギ・ヒノキと重なるため見逃しやすいですが、スギ・ヒノキ花粉症が疑わしい場合は考慮する必要があります。同じカバノキ科のシラカンバ花粉症と同様に、口腔アレルギー症候群を呈して、リンゴやモモなどの果物を食べると喉のかゆみや腫れ、咽頭違和感・閉塞感などのアレルギー症状が起こることがあります。これはカバノキ科の花粉のタンパク質と果物のタンパク質が似ているため、カバノキ科花粉症のある人が果物を食べると、果物のタンパク質に反応して口腔内にアレルギー反応が出現して起こります。疑わしい場合は専門医の診察を受けてください。
ウメ・クリ 各地にウメ・クリなどの栽培地が存在します。ウメ花粉は2-3月、クリ花粉は4-5月に飛散し、花粉症の原因になりますが、これらは虫媒花であるため花粉は遠くまで飛びません。栽培を職業にしている人や栽培地の近くに住んでいる人は注意が必要です。人工交配作業などを行う場合には、マスクや眼鏡を着用して花粉に暴露されないようにして、花粉症の発症を予防することも大切です。