原因と対策について知る花粉症の初期療法

監修:大久保 公裕 日本医科大学大学院医学研究科頭頸部・感覚器科学分野 教授

大切なのは早めの対策!!

このページでは、最近よく耳にする「花粉症の初期療法」について解説しています。花粉が飛び始める前に、医療機関を受診し、例年の症状などを医師に相談してください。「初期療法」を理解して花粉シーズンをのりきる対策を立てましょう。

医療機関への受診

毎年、花粉症に悩まされている患者さんは、病院・医院を早めに受診することをおすすめします。
花粉症治療には、強い症状が出る前から治療を始める「初期療法」、症状が強くなってからの「導入療法」、よくなった症状を維持する「維持療法」があります。早めの受診でシーズン中の治療計画を立てておきましょう。
昨年つらかった症状や症状の出始めた時期、睡眠障害など日常生活への支障、その他合併症の有無など事前に医師に相談しておきましょう。

花粉症の治療は3つ!!

初期療法 強い症状が出る前から治療を始める
導入療法 症状が強くなってから治療を始める
維持療法 よくなった症状を維持するために

例年の症状、睡眠障害、他の合併症の有無を相談しましょう。

症状は?
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の症状
合併症は?睡眠障害は?

自分の住んでいる地域の※「花粉飛散開始予測図」などをチェックして、花粉が飛び始める2~3週間前には受診をおすすめします。※外部サイトへ移動します

初期療法とお薬について

「初期療法」とは、花粉症であることがわかっている患者さんの例年の症状に合わせて、花粉が飛び始める1~2週間前からお薬の服用を開始する治療のことです。「初期療法」により症状が出る時期を遅らせ、花粉シーズン中のつらい症状を軽くし、また、症状の終了を早めることができます。
「初期療法」に使用されるお薬は、例年の症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の症状など)の程度などによって異なります。例年の症状を医師に相談して、自分に合ったお薬を処方してもらいましょう。お薬の中には眠気などの副作用のあるものもあります。仕事や日常生活に支障のないお薬を選ぶことも大切なことです。
また、「初期療法」により症状が軽くなったからといって花粉シーズン途中でお薬をやめてしまうと症状がひどくなることがあります。花粉シーズン中は服用し続けることが大切です。

お薬服用のポイント

お薬は…
1. 花粉が飛び始める1~2週間前から
2. 自分に合ったものを
3. 花粉シーズン中は継続して
服用することが大切です。

初期療法に使用されるお薬

初期療法に使用されるお薬は、例年の症状や程度により異なります。

◆くしゃみ、鼻水に効果のあるお薬

第2世代抗ヒスタミン薬ケミカルメディエーター遊離抑制薬は「くしゃみ、鼻水」を抑える効果があります。第2世代の抗ヒスタミン薬は、第1世代の抗ヒスタミン薬に比べ眠気などの副作用が軽減されています。

◆鼻づまりに効果のあるお薬

抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2抗ロイコトリエン薬、Th2サイトカイン阻害薬は「鼻づまり」を抑える効果があります。
「鼻づまり」は、長引くと頭痛、いびき、睡眠障害などを引き起こし、日常生活の質(QOL)を大きく低下させることがあります。毎年「鼻づまり」がひどい患者さんは、花粉が飛び始める1~2週間前からこれらのお薬を服用しておくと効果があるとされています。

日本新薬は、花粉症・アレルギー性鼻炎の治療薬を提供しています。
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